令和 6 年度( 2024.4月 -2025.3月)
■令和6 年度の活動方針
年間の講義、講演、演習、見学会、グループ活動などを通して、廃止措置の
あるべき姿を学ぶと共に、人的ネットワーク作りを進めます。
■概要
活動は、主査等による「講義」、「内外動向情報」、会員による「テーマ演習」、
外部専門家等による「講演」、および原子力施設等の「見学会」から構成されます。
また、複数の「分科会」、「チーム」活動(自主参加)を行います。
研究会は毎月1 回計11 回開催(10 月は見学会)されます。第1 回目は2 日間の
スタートアップ集中ゼミを開催します。このゼミでは、以降の活動に不可欠な
基礎知識を習得していただくことと、講師及び会員間の交流を深めることを
狙いとしています。
■講義・講演
18単位の講義・講演、1単位は45~75分。講師が担当テーマについて最新情報を
反映した資料を作成し、今後の課題なども含め、分かり易く紹介・解説します。
講義や講演の後には、内容の理解を深めることを目的に、グループ討論・発表・
講師によるフィードバックを行います。 講義・講演への参加形態としては、
会場への参加を基本とし、オンラインでの参加も可能とします。年間の講義・講演の
テーマは、廃止措置の現状、廃止措置のポイント、廃棄物処分のポイント、
海外の廃止措置状況、福島第一廃炉の概要、機器の除染・解体技術、建屋の除染・
解体技術、廃棄物処理技術、放射線防護の基礎、廃止措置の計画・準備・法手続、
廃止措置費用、低レベル放射性廃棄物処分の現状、日本の廃止措置政策、
廃止措置円滑化への取組み、福島第一廃炉の現状と今後、高レベル放射性廃棄物
対策の現状と課題、海外廃止措置プロジェクトの現状、廃止措置の課題・対策を
予定しています。
■会員によるテーマ演習
廃止措置に関連する最新の重要な国内外文献等をレビューし、その内容を
まとめる作業を実施します。知見の取得に加え情報読解力、プレゼンテーション・
スキル、チームワークスキル、オンライン会議スキルの向上を目的としています。
この演習は希望するテーマ毎のグループ制とし、グループ内で調査を分担協力し、
その成果を取りまとめて研究会会合で発表するものです。 今年度の演習テーマの
候補は、廃止措置のプロジェクトマネジメント、廃止措置の基準・指針、
事故炉の廃止措置、通常炉の廃止措置、廃止措置技術、廃棄物処理・処分です。
■会員による会社/業務紹介
会員の事業及び業務内容をお互いに知ってもらうために、新規参加会社を対象に
会社/業務紹介を行います。また、会員の廃止措置に係る経験を披露していただく
機会を随時、設けます。
■見学会
「百聞は一見にしかず」をモットーに、廃止措置を理解する上で役立つ施設を
見学します。 年度初めの44月に会員から希望をとり、見学先を決定して依頼します。
候補:
@ 廃止措置中の原子力発電所
A 六ヶ所廃棄物埋設センター(日本原燃株式会社)
B 技術開発センター(アトックス)
C 福島第一原子力発電所(東京電力)福島第一原子力発電所(東京電力) 等
■国内外情報の収集と提供
学会、大学、国際機関等が開催する廃止措置に係る、セミナー、シンポジウム、
国際会議などの開催情報を収集し、会員に情報提供します。
■分科会・チーム活動
会員による自主的なグループ活動として、希望者で組織する分科会及び
チーム活動を行います。「海外情報」分科会、「コスト評価」分科会、
「1FF廃炉シナリオ」分科会、「現場技術者との対話」チームが活動します。
「海外情報」分科会では、研究会ホームページに開設した
「世界の廃止措置データベース」のデータ更新と改善を進め、会員はもとより、
一般向けにも情報提供します。
■ホームページ
当研究会ホームページの「会員専用」ページでは、講義・講演資料、演習成果や
分科会報告書等が2011年度から最新年度まで全て閲覧できます。研究会で
使用する資料は開催日前に掲載して事前学習に供します。研究会の講義・講演を見逃
した方のために後日録画を会員専用ページから閲覧(YouTubeouTube限定公開URL)
できるようにします。